Bリーグの誕生でオリンピックでも注目 男子バスケットボール
サッカーの世界では1992年にプロ化が行われて同年のナビスコカップから各プロサッカークラブの本格的な活動がスタートを切りました。
世界的な選手も次々に来日して試合に出場する中で選手のレベルは伸びていき、1996年には28年ぶりに五輪出場したほか1998年にはW杯に初出場しました。
こういった出来事によってプロ化は大きな意味合いをもつ事が証明されたようなところがありますが、バスケに関してもBリーグ発足以降、プロ化のメリットが出始めています。
自国開催の2006年大会を除くと、男子日本代表はFIBAワールドカップ(旧世界選手権)になかなか予選を勝ち抜いて出場する事が出来ていませんでした。しかし、Jリーグを成功に導いた川渕三郎氏の指導のもとでプロ化されて2016年にBリーグが誕生すると、良い環境の中で各選手の実力が急激に伸びていきます。
さらにワールドカップ予選に関する関心もこれまでとは比べ物にならないほど高まる中で選手のモチベーションは一気に上がりました。そんな中、2019年2月には21年ぶりの自力予選突破を決め、バスケットボールにおいてもプロ化の様々な効果が証明されました。
そんな男子日本代表ですが、2大大会の一つであるオリンピックについては1976年大会を最後に40年以上出場できていません。開催国枠での出場が認められる可能性もあるものの、基本的には2019年に開催されるW杯でアジア1位になるか世界最終予選で出場を勝ち取る必要があります。
オリンピックに出場できるのはわずか12か国で、ワールドカップ出場国数の半分以下です。
狭き門ながら開催国枠出場が認められなかった上にW杯でも出場枠を確保できず世界最終予選にまわったとしても海外組が合流すれば突破できる可能性を秘めています。そして、もし出場が決まった場合は渡辺雄太や八村塁も加わった代表チームに注目です。